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成果につながるパートナー支援、できていますか? ── 一律支援を乗り越える「5つの実行ステップ」とは


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.なぜ、支援がズレてしまうのか?
  3. 3.「支援しているのに届いていない」──現場で起きている5つのズレ
  4. 4.支援のズレは「設計の不足」から生まれる
  5. 5.成果につながる支援には「状態」と「接点」の設計が不可欠
  6. 6.解決策:「5つの支援ステップ」で構造的に再構築する
  7. 7.おわりに:支援は“属人対応”ではなく“設計”の時代へ


※LTV:Life Time Value



はじめに

「これだけ支援しているのに、なぜ成果が出ないのか?」

  • パートナー登録数は年々増加
  • 資料や動画、表彰制度なども整備済み
  • 報奨金や施策も充実している

…にもかかわらず、実際に動いてくれるのは一部のパートナーだけ──。
そんな現状に、もどかしさを感じたことはありませんか?
多くの企業が直面しているこの課題。
原因は、支援の“量”や“質”そのものではなく、「支援の届け方の設計が不十分」という構造にあるかもしれません。



なぜ、支援がズレてしまうのか?

── パートナーは“ひとくくり”ではない
一言で「パートナー」と言っても、実際には状態や関係性はさまざまです。

  • 新規パートナー:登録したばかりで活動に不慣れ
  • 一般パートナー:提案はしているが成果にムラがある
  • 優良パートナー:継続的に成果を上げている
  • 休眠・離反パートナー:提案が止まり、連絡も難しい状態

しかし、多くの企業では、こうした多様なパートナーに対し、同じ支援内容を一律に提供しているケースが少なくありません。
これが、支援が届かず、空回りしてしまう一因です。



「支援しているのに届いていない」──現場で起きている5つのズレ

  • 登録後、何の反応もない“静かなパートナー”が増えていく
  • 一般層の提案内容にバラつきがある
  • 優良パートナーが突然離反し、気づいたときには手遅れ
  • メールや動画を送っても「届いていない」「見ていない」と言われる
  • 離反理由を聞いても「特に支援された記憶がない」と返ってくる

これらは、支援をしていなかったわけではなく、その支援が「誰に」「どう届けられるか」の設計が不十分だったことに起因しています。



支援のズレは「設計の不足」から生まれる

── タッチレベルの“適切な使い分け”が鍵
パートナーに対する支援は、大きく3つのタッチレベル(接点)に分類されます。

■ハイタッチ/ロータッチ/テックタッチの構造と役割

図が示しているのは、ハイタッチ(訪問・会議など個別対応)、ロータッチ(イベントなど複数接点)、テックタッチ(オンライン対応)といった支援手法を、相手や目的に応じて“戦略的に使い分ける”ことの重要性です。

  • 担当者が主導し、密接に並走するハイタッチ
  • 営業・CS・マーケが連携して効率的に支援するロータッチ
  • マニュアルや動画で自走を支えるテックタッチ

支援は「どれが良い/悪い」ではなく、誰に、どのタイミングで、どのタッチを使うかが設計されているかどうかが成果を左右します。



成果につながる支援には「状態」と「接点」の設計が不可欠

支援が成果を生むには、次の2つを前提にする必要があります。

  1. パートナーの状態(フェーズ)を的確に把握すること
  2. 状態に応じて、適切な接点(タッチレベル)を選ぶこと

たとえば:

  • 新規パートナーには、早期の成功体験を届けるオンボーディング施策
  • 一般パートナーには、提案数と品質を引き上げる育成施策
  • 優良パートナーには、継続性とLTVを高める巻き込み施策
  • 休眠パートナーには、離反防止と再活性化のアクション

このように、「誰に・どんな支援を・どの方法で届けるか」の設計がなければ、支援は届かず、成果にもつながりません。



解決策:「5つの支援ステップ」で構造的に再構築する

PRMONEでは、パートナーの状態と接点を掛け合わせ、支援を設計・再現する仕組みを「5つの支援ステップ」として体系化しています。

■パートナー状態に応じた「5つの支援ステップ

ステップ
目的                    
活用例                                              
① 登録推進
潜在パートナーの登録を促進
登録フォーム最適化、紹介経路管理、流入分析
② 新規定着化
初動で成功体験を届ける
オンボーディング支援、初回提案テンプレート配信
③ 育成推進
活動量と提案品質の向上
eラーニング配信、ナレッジ共有、提案履歴分析
④ 休眠・離反防止
離反予兆の検知と再アプローチ
アクティブ度スコア、自動リマインド、アンケート回収
⑤ 優良維持
継続支援でLTV最大化
表彰抽出、閲覧ログ分析、イベント招待

このように、パートナーの状態に合わせたタッチを設計し、誰でも成果が再現できる支援体制を実現します。



おわりに:支援は“属人対応”ではなく“設計”の時代へ

支援の成果を分けるのは、「頑張っているか」ではなく、「設計されているか」です。
PRMONEは、以下のような仕組みによって、支援の再現性と全体最適を実現します。

  • 状態に応じたテンプレートによる支援の標準化
  • タッチレベルの自動アサインによる効率化
  • 行動ログを活用した効果検証と継続的な改善

「支援しているのに成果が出ない」と感じたら

まずは、「支援の中身」と「届ける相手」を切り分けて見直してみませんか?
そこに、パートナーの行動を変え、成果につながるヒントがきっと見つかります。


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