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SFA・MAだけでは限界?代理店支援を“成果につなげる”PRMツールの役割

目次[非表示]

  1. 1.導入
  2. 2.SFA/MAを使っても成果が見えない理由
    1. 2.1.SFA・MAが得意なこと
    2. 2.2.SFA・MAでは見えないこと
    3. 2.3.【比較表】SFA・MA・PRMの違い
  3. 3.「やったつもり」で終わる代理店支援
  4. 4.支援が成果につながらない3つのボトルネック
    1. 4.1.【表】支援が成果に結びつかない3つの限界
  5. 5.そこで必要になるPRMの役割
  6. 6.PRMONEが実現する「動いた支援」
  7. 7.まとめ:支援に“手応え”を取り戻すために

導入

多くの企業が、SFA(営業支援ツール)やMA(マーケティングオートメーション)を導入しています。
これらは営業活動や顧客管理を効率化し、一定の成果をもたらしてきました。

しかし──代理店や販売パートナーの支援になると、こんな課題を感じていませんか?

  • 提案数が伸びていない
  • 成果が出ている感覚がない
  • 社内から「支援って何しているの?」と聞かれ

実はこれは「支援のやり方が間違っている」のではなく、支援を可視化・検証する仕組みそのものが存在していないことが根本原因です。

SFA/MAを使っても成果が見えない理由

SFAやMAは、あくまで「自社営業活動」の可視化に特化したツールです。

SFA・MAが得意なこと

  • 顧客ステージや案件フェーズの管理
  • ステップメールによるナーチャリング
  • 営業アクションのログ取得とリマインド

つまり、SFA/MAは「社内営業活動」の可視化に特化したツールです。
一方、代理店やパートナーが社外で行っている実行内容、例えば

SFA・MAでは見えないこと

  • 資料をどこに渡したか
  • 提案されたかどうか
  • トレーニングが完了しているか
  • どの施策が成果につながったか

といった“社外の動き”はまったく見えない状態にあります。

【比較表】SFA・MA・PRMの違い

領域

SFA(営業支援)

MA(マーケ支援)

PRM(パートナー支援)

主な対象

自社営業

顧客(見込み客)

代理店・販売パートナー

可視化するもの

営業活動の進捗

顧客の反応

パートナーの実行状況

強み

案件管理、営業ログ

リード育成、配信自動化

支援の実行ログ、成果との紐づけ

限界

社外の活動は見えない

顧客接点は追えるが代理店活動は追えない

補完関係

顧客獲得の推進

顧客育成の効率化

パートナーを通じた販路拡大

👉 SFA/MAは社内と顧客の可視化には強いが、代理店支援を可視化できない点で「穴」がある。

「やったつもり」で終わる代理店支援

現場ではこんな会話が日常的に生じています。

  • 「動画、送ったはずなんですけど…」
  • 「キャンペーン資料、使ってくれてますよね?」
  • 「トレーニングはやってもらってます(よね…?)」

これはすべて「支援が実行されたかどうか見えていない」証拠です。

あるSaaS企業の担当者はこう語ります。

  • 「今週、同じ資料を何度も送り直してるだけかもしれません…」

  • 「資料が届いていませんと言われるたびに、心が折れそうになります」

支援は「成果を出すための行為」であるはずが、実態は「支援したかの確認作業」で終わってしまうのです。

支援が成果につながらない3つのボトルネック

それは、以下のような構造的ボトルネックが存在するためです。

【表】支援が成果に結びつかない3つの限界

ボトルネック

問題点

結果

①履歴が残らない

誰に・いつ・何を支援したかが記録されない

支援が属人化し、再現できない

②実行が見えない

提案やトレーニングが実際に使われたか不明

「やったつもり」で終わる

③成果と紐づかない

どの支援が効果的か分からない

改善できず、成果が停滞

そこで必要になるPRMの役割

ここで注目されるのがPRM(Partner Relationship Management)です。

PRMは、代理店支援が「確かに行われた」「成果に結びついた」ことを可視化・検証・改善する仕組みを提供します。

  • SFAが管理するのは「営業の動き」

  • MAが管理するのは「顧客の反応」

  • PRMが管理するのは「パートナーの実行」

👉 PRMの定義や導入メリットについては、ピラー記事「[PRMとは?CRMとの違い・導入メリット・最新事例を徹底解説]」をご覧ください。

PRMONEが実現する「動いた支援」

PRMONEは、代理店支援を「やったつもり」で終わらせないための仕組みを提供します。

【表】PRMONEの主要機能と価値

機能カテゴリ

内容

得られる効果

配信・管理

資料・トレーニングを一元配信。代理店ごとに出し分け可能

「誰に何を渡したか」が明確化

実行ログ

資料閲覧やトレーニング完了を自動記録

実行状況が可視化され、確認作業不要

成果の紐づけ

提案や案件と支援施策を関連づけ

どの支援が成果に効いたかを分析可能

再現と展開

成果の出た支援をテンプレ化

他の代理店に横展開でき、効率的に成果を拡大

これにより、支援は「確かにやった」「確かに動いた」と実感できるものに進化します。

まとめ:支援に“手応え”を取り戻すために

SFAやMAは、自社営業や顧客育成の効率化に不可欠です。
しかし、代理店支援に関しては可視化や検証の仕組みが不足しています。

  • SFA/MAで社内・顧客活動を管理

  • PRMで代理店支援を管理

この組み合わせこそが、これからのチャネル戦略におけるスタンダードです。