
代理店支援の属人化から脱却するには?──パートナー支援を仕組み化する4ステップ
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1. はじめに:成果のバラつきに悩む企業へ
代理店、リセラー、フランチャイズ、仲介業者──
企業が間接販売を展開する際、多くのパートナーを支援しながら売上を伸ばそうとしています。
しかし現実には、「同じように支援しているのに、成果が出るパートナーと出ないパートナーが存在する」 という課題がつきまといます。
新しい資料を配信しても活用される代理店と、まったく使わない代理店がある
トレーニングを受けても営業に結びつける担当者と、そうでない担当者がいる
キャンペーンを展開しても、一部のリセラーだけ成果を上げ、他は沈黙している
この“差”は、決して担当者の努力不足ではなく、「仕組みの有無」によって生まれているのです。
2. 支援の努力ではなく「仕組み」の違いが成果差を生む
多くの企業は、情報提供、販促資料の配布、研修の実施、提案サポートなど、十分な支援活動を行っています。
しかし、課題はその“後”にあります。
支援が可視化されていない
資料を渡したのか、研修が受講されたのか、実際に提案に使われたのか──。
こうした基本的な活動ログが記録されていない。
課題が勘と経験でしか見えない
提案数が伸びない原因が「パートナー側のやる気」なのか、「支援施策が届いていない」のか、明確に判断できない。
成功が属人化して再現できない
ある担当者や特定の代理店ではうまくいっても、その要因が整理されず、横展開ができない。
つまり、支援を体系的に「記録・可視化・学習」する仕組みが存在しないため、成果が偶発的なものにとどまってしまうのです。
PRMソフトウェアを導入して支援を可視化した企業は、そうでない企業に比べ成約までのスピードが28%速い
ダイソン社から学ぶ「Detect(検出)」の価値
掃除機メーカーのダイソンは、「吸引力」だけでなく、チリやホコリを“見える化”する機能で市場を席巻しました。
ユーザーは、目に見えない微細なホコリまで検知できることで、「本当に掃除できている」という実感を得られます。
つまり、Detect(検出)できることが、成果の確実性を高める鍵なのです。
人間の感覚だけに頼ると「掃除したつもり」にはなりますが、実際には多くのホコリが残っています。
一方、光で可視化してDetectできれば、掃除の効果は明らかになり、次の行動(Act)も正しく導かれるのです。
パートナー支援も同じです。感覚的に「課題はある」と分かっていても、Detectできなければ改善は進みません。
可視化があるからこそ、行動と学習が正しく循環するのです。
成果の差を埋める4ステップ
PRMがもたらす最大の価値は、「パートナー支援の再現性」です。
下図に示すように、4つのステップを回す仕組みを構築することで、偶発的な成果を「再現可能な成長」へと変えることができます。
01 Measure:支援の反応が“見える”
誰が資料を閲覧したか
どのトレーニングを完了したか
提供したキャンペーンがどの程度利用されたか
まずは情報をログとして記録・集計することで、支援の有無を“感覚”ではなく“事実”として確認できます。
さらに、必要なデータを体系的に収集することで、活動状況を定量的に把握し、後続の改善につなげる基盤が整います。
02 Detect:ボトルネックが“わかる”
可視化されたデータから、どこで問題があるか を特定します。
研修受講までは進むが、提案に結びつかない
サポートが不十分で提案失注の可能性
活動量が低下し、離反の可能性が高い
これらの兆候をデータの相関・推移・傾向から浮かび上がらせることで、重要な兆候や異常を早期に特定し「どこに介入すべきか」「どの支援が有効か」を判断する起点をつくります。
03 Act:必要なアクションが“打てる”
ボトルネックが明確になれば、打つべき手も具体的になります。
提案資料を動画付きに改善する
トレーニング内容をより実践的なケーススタディ型にする
成約率が低い代理店に対して追加リソースを投入する
一律に全代理店へ同じ支援をするのではなく、特定した課題や機会に基づき改善施策を実行へ移すことが出来ます。
04 Learn:成功が“再現できる”
最後に、成果につながった支援をテンプレート化して再現性のある知見にします。
成果が出た支援モデルを他の代理店にも展開
特定の施策と成果の相関をデータで共有
支援を「ノウハウ」ではなく「仕組み」として標準化
これにより、偶発的な成功が「再現可能な成長モデル」へと昇華されます。
結果として代理店ネットワーク全体の底上げが可能になります。
支援の仕組み化がもたらす再現性と売上成長
この4ステップを仕組みとして回すことで、支援は偶発的な努力ではなく、再現性のある売上成長のドライバーになります。
支援が“見える” → 不安がなくなる
問題が“わかる” → 的確に動ける
アクションが“打てる” → 成果に直結する
成功が“再現できる” → 全体最適が進む
結果として、パートナー全体の底上げが実現し、企業のチャネル売上は持続的に成長します。
PRMを“仕組み”にするためのソリューションとは?
Measure・Detect・Act・Learn──
この4つのサイクルを現場で回し、再現性ある支援へと昇華させるには、適切なプラットフォームや仕組みの整備が必要です。
たとえば、PRMシステムでは以下のような機能によって、支援の再現性を実現しています。
🔹 Measure:反応をログで取得
資料の閲覧履歴、トレーニングの完了状況、キャンペーン参加の記録を自動で取得
パートナーごとの行動ログを可視化
🔹 Detect:支援の抜け漏れを特定
行動ログの傾向分析やスコアリングによるリスク検出
検出されたリスクから対応方針を提案
🔹 Act:個別最適な施策実行
パートナー別に支援内容を出し分け
フォローアップメール、提案支援、追加リソースなどをタイムリーに提供
🔹 Learn:成果のテンプレート化
成功施策をテンプレートとして保存し、他パートナーにも展開
支援履歴と成果データを関連づけて学習・標準化
このように、PRMを単なる概念にとどめず、日々の支援活動を“実行・蓄積・学習”する土台として機能させることが出来るのです。
まとめ:PRMで成果の“バラつき”をなくす
代理店・リセラー・フランチャイズといった多様なパートナー支援において、成果の差が生まれるのは「努力の差」ではなく「仕組みの差」です。
PRMは、Measure → Detect → Act → Learn のサイクルを通じて、支援を再現性ある成長モデルに変換します。
「支援しているのに成果が見えない」
「パートナーごとに売上の差が大きい」
──そう感じている企業こそ、PRMによる仕組み化で“成果の差をなくす”第一歩を踏み出すべきです。
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