
「あの人じゃないと回らない」から脱却! 属人的なパートナー管理を変える3つのステップ
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はじめに
- 「〇〇さん、あの代理店のフォロー状況って分かりますか?」
- 「たぶん確認してるはずですが、念のため聞いてみましょう」
——こんなやりとり、あなたのチームでも日常になっていませんか?
施策は出している。トレーニングや資料の提供も行っている。
ただし、成果が出るかどうかは、「誰が担当しているか次第」。
もしそう感じることがあるなら、それは“人のせい”ではなく、
支援が仕組み化されていないことが本質的な課題かもしれません。
なぜ属人的なパートナー管理が限界なのか
属人的な支援には、以下のような「見えづらい損失」が潜んでいます:
- 同じ施策でも、担当者によって成果がばらつく
- 進捗状況がブラックボックス化し、支援の優先度が判断できない
- 成功体験が属人化し、再現できない
- 担当変更時の引き継ぎが困難で、対応が後手に回る
- トラブル対応が遅れ、顧客満足度に影響する
こうした状態では、パートナービジネスを戦略的に拡大するのは困難です。
属人性とは、「支援の非効率」であると同時に、「売上機会を逃す構造的リスク」でもあるのです。
属人性が組織全体にもたらす5つのリスク
リスク項目 |
内容 |
---|---|
情報ロス |
メールや口頭での共有に依存し、記録が残らない |
対応遅延 |
対応履歴が共有されず、確認作業に時間がかかる |
バラつき |
担当者ごとに支援の質や頻度が異なる |
ナレッジ蓄積の失敗 |
成功パターンが属人化し、他に展開できない |
スケール阻害 |
組織全体で再現できないため、拡大に限界がある |
脱却のための3つのステップ
属人性の課題は、「記録 → 可視化 → 再現」の3ステップで解消に近づきます。
① 情報を“記録”に変える
→ チームで支援状況を一目で把握できるように
- 資料送付、研修、問い合わせ対応などの履歴を一元管理
- 口頭やメールのやり取りを「記録」に変えることで、引き継ぎ・共有がスムーズに
- 履歴が蓄積されることで、担当者に依存しない体制が築きやすくなる
② 状態を“見える”ようにする
→ 優先順位を「感覚」ではなく「データ」で判断
- トレーニング視聴履歴、資料の閲覧率、アクションの実行状況を可視化
- 未対応のパートナーは自動でリスト化され、フォロー漏れを予防
- 担当交代時にも、状況を即座に把握できる体制を実現
感覚頼りの支援から、「戦略的な意思決定」への転換が可能になります。
③ 支援を“型”にする
→ 成果の再現可能なサイクルをつくる
- 成功した支援パターンをテンプレート化し、他パートナーへ展開
- リマインド通知やアクション提案を自動化し、実行率を向上
- フォローアップを標準化することで、属人性を低減
ユースケース:
Yさんの「支援が仕事じゃなくなっていた日々」
以下は、実際の支援現場で多く見られる状況をもとに構成した、PRMONEの活用ストーリー(モデルケース)です。
※特定の企業・人物を示すものではありません。
Yさんは、あるSaaS企業の営業推進部に所属し、
全国に広がる販売パートナー約20社を1人で支援していました。
BtoB向けのITサービスや通信系商材の販売支援を行う中で、
「資料を提供し、説明し、トレーニングを行い、提案に繋げる」というのが日々の業務の中心でした。
「確認作業で、毎日が終わっていく」
朝、PCを開くと、販売パートナーからの確認依頼メールが続々と。
「資料、もう一度送ってもらえますか?」「この件、提案は進んでいますか?」
社内からも
「〇〇社の研修、確認してもらえましたか?」「A社ってキャンペーン進んでますよね?」と、次々に確認の依頼が寄せられます。
Yさんはその都度、関係者に連絡して状況を確認し、また連絡を取る…。
午前中が「調査作業」だけで終わってしまう日もあるほどです。
支援をしているつもりが、「何が起きているかを追いかける仕事」になっていたのです。
PRMONE導入後:見えない不安が、見える安心に
このような課題に直面したYさんのチームで導入されたのがPRMONEです。
ここからは、PRMONEを活用した理想的な活用シナリオの一例を紹介します。
導入後、Yさんの業務には次のような変化が見られました。
- 資料や研修動画の閲覧履歴が自動で記録
- 未対応パートナーへのリマインド通知が自動化
- ダッシュボードで支援状況を一目で確認可能
確認作業に追われることがなくなり、
「誰に・何を・いつ支援すべきか」を戦略的に考える時間が生まれたのです。
Before / After
項目 |
Before(導入前) |
After(導入後) |
---|---|---|
支援状況の把握 |
担当者の記憶や感覚頼り |
ログとダッシュボードで即確認 |
確認作業 |
手動で週5時間以上 |
自動化でゼロに |
アクション判断 |
勘と経験 |
データで優先順位付け |
組織全体への広がり(モデル内)
この変化はチーム全体にも波及しました。
Yさんの主導で始まった「月次の支援成功パターン共有会」では、
PRMONEのログを活用し「誰が・どの支援で・どんな成果につながったか」を共有し合うようになりました。
これにより、属人的だった支援のナレッジが、チーム全体で使える資産へと変わっていきました。
PRMONEで実現する「チームで回る支援体制」
PRMONEは、属人的な支援からの脱却を支援し、
再現可能でチーム全体に定着するパートナー支援体制を構築するPRMプラットフォームです。
PRMONEでできること:
- 支援履歴・資料閲覧・研修受講のログを自動記録
- 未対応パートナーへの自動リマインド通知
- ダッシュボードで支援状況・成果をリアルタイムに可視化
- 成果パターンをテンプレート化し、チーム全体に横展開
PRMONEは、“属人的な支援”から“チームで回る仕組み”への進化をサポートします。
まとめと次のアクション
属人性の課題は、単に「支援がバラつく」というだけではありません。
“戦略の再現性”を損なう構造的リスクにもつながります。
属人性チェックリスト:
□ 状況が見えるのは担当者だけ |
まずは、自社の支援活動が、
「記録されているか?」「見えているか?」「再現できているか?」
この3つの視点から振り返ってみてください。