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「あの人じゃないと回らない」から脱却! 属人的なパートナー管理を変える3つのステップ


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.なぜ属人的なパートナー管理が限界なのか
  3. 3.属人性が組織全体にもたらす5つのリスク
  4. 4.脱却のための3つのステップ
    1. 4.1.① 情報を“記録”に変える
    2. 4.2.② 状態を“見える”ようにする
    3. 4.3.③ 支援を“型”にする
  5. 5.ユースケース:Yさんの「支援が仕事じゃなくなっていた日々」
  6. 6.PRMONE導入後:見えない不安が、見える安心に
  7. 7.組織全体への広がり(モデル内)
  8. 8.PRMONEで実現する「チームで回る支援体制」
  9. 9.PRMONEでできること:
  10. 10.まとめと次のアクション


はじめに

  • 「〇〇さん、あの代理店のフォロー状況って分かりますか?」
  • 「たぶん確認してるはずですが、念のため聞いてみましょう」

——こんなやりとり、あなたのチームでも日常になっていませんか?
施策は出している。トレーニングや資料の提供も行っている。
ただし、成果が出るかどうかは、「誰が担当しているか次第」。
もしそう感じることがあるなら、それは“人のせい”ではなく、
支援が仕組み化されていないことが本質的な課題かもしれません。



なぜ属人的なパートナー管理が限界なのか

属人的な支援には、以下のような「見えづらい損失」が潜んでいます:

  • 同じ施策でも、担当者によって成果がばらつく
  • 進捗状況がブラックボックス化し、支援の優先度が判断できない
  • 成功体験が属人化し、再現できない
  • 担当変更時の引き継ぎが困難で、対応が後手に回る
  • トラブル対応が遅れ、顧客満足度に影響する

こうした状態では、パートナービジネスを戦略的に拡大するのは困難です。
属人性とは、「支援の非効率」であると同時に、「売上機会を逃す構造的リスク」でもあるのです。




属人性が組織全体にもたらす5つのリスク

リスク項目

内容

情報ロス

メールや口頭での共有に依存し、記録が残らない

対応遅延

対応履歴が共有されず、確認作業に時間がかかる

バラつき

担当者ごとに支援の質や頻度が異なる

ナレッジ蓄積の失敗

成功パターンが属人化し、他に展開できない

スケール阻害

組織全体で再現できないため、拡大に限界がある



脱却のための3つのステップ

属人性の課題は、「記録 → 可視化 → 再現」の3ステップで解消に近づきます。

① 情報を“記録”に変える

→ チームで支援状況を一目で把握できるように

  • 資料送付、研修、問い合わせ対応などの履歴を一元管理
  • 口頭やメールのやり取りを「記録」に変えることで、引き継ぎ・共有がスムーズに
  • 履歴が蓄積されることで、担当者に依存しない体制が築きやすくなる

② 状態を“見える”ようにする

優先順位を「感覚」ではなく「データ」で判断

  • トレーニング視聴履歴、資料の閲覧率、アクションの実行状況を可視化
  • 未対応のパートナーは自動でリスト化され、フォロー漏れを予防
  • 担当交代時にも、状況を即座に把握できる体制を実現

感覚頼りの支援から、「戦略的な意思決定」への転換が可能になります。

③ 支援を“型”にする

→ 成果の再現可能なサイクルをつくる

  • 成功した支援パターンをテンプレート化し、他パートナーへ展開
  • リマインド通知やアクション提案を自動化し、実行率を向上
  • フォローアップを標準化することで、属人性を低減


ユースケース:
Yさんの「支援が仕事じゃなくなっていた日々」

以下は、実際の支援現場で多く見られる状況をもとに構成した、PRMONEの活用ストーリー(モデルケース)です。
※特定の企業・人物を示すものではありません。

Yさんは、あるSaaS企業の営業推進部に所属し、
全国に広がる販売パートナー約20社を1人で支援していました。
BtoB向けのITサービスや通信系商材の販売支援を行う中で、
「資料を提供し、説明し、トレーニングを行い、提案に繋げる」というのが日々の業務の中心でした。


「確認作業で、毎日が終わっていく」
朝、PCを開くと、販売パートナーからの確認依頼メールが続々と。
「資料、もう一度送ってもらえますか?」「この件、提案は進んでいますか?」

社内からも
「〇〇社の研修、確認してもらえましたか?」「A社ってキャンペーン進んでますよね?」と、次々に確認の依頼が寄せられます。

Yさんはその都度、関係者に連絡して状況を確認し、また連絡を取る…。
午前中が「調査作業」だけで終わってしまう日もあるほどです。
支援をしているつもりが、「何が起きているかを追いかける仕事」になっていたのです。



PRMONE導入後:見えない不安が、見える安心に


このような課題に直面したYさんのチームで導入されたのがPRMONEです。
ここからは、PRMONEを活用した理想的な活用シナリオの一例を紹介します。

導入後、Yさんの業務には次のような変化が見られました。

  • 資料や研修動画の閲覧履歴が自動で記録
  • 未対応パートナーへのリマインド通知が自動化
  • ダッシュボードで支援状況を一目で確認可能

確認作業に追われることがなくなり、
「誰に・何を・いつ支援すべきか」を戦略的に考える時間が生まれたのです。

Before / After

項目              
Before(導入前)          
After(導入後)              
支援状況の把握    
担当者の記憶や感覚頼り    
ログとダッシュボードで即確認  
確認作業          
手動で週5時間以上        
自動化でゼロに                
アクション判断    
勘と経験                  
データで優先順位付け          



組織全体への広がり(モデル内)

この変化はチーム全体にも波及しました。
Yさんの主導で始まった「月次の支援成功パターン共有会」では、
PRMONEのログを活用し「誰が・どの支援で・どんな成果につながったか」を共有し合うようになりました。
これにより、属人的だった支援のナレッジが、チーム全体で使える資産へと変わっていきました。




PRMONEで実現する「チームで回る支援体制」

PRMONEは、属人的な支援からの脱却を支援し、
再現可能でチーム全体に定着するパートナー支援体制を構築するPRMプラットフォームです。



PRMONEでできること:

  • 支援履歴・資料閲覧・研修受講のログを自動記録
  • 未対応パートナーへの自動リマインド通知
  • ダッシュボードで支援状況・成果をリアルタイムに可視化
  • 成果パターンをテンプレート化し、チーム全体に横展開

PRMONEは、“属人的な支援”から“チームで回る仕組み”への進化をサポートします。



まとめと次のアクション

属人性の課題は、単に「支援がバラつく」というだけではありません。
“戦略の再現性”を損なう構造的リスクにもつながります。

属人性チェックリスト:

 □ 状況が見えるのは担当者だけ
 □ 支援履歴がメール・メモ・記憶頼み
 □ 成果の出た支援方法が共有されていない
 □ 担当変更のたびに関係構築をやり直している
 □ どのパートナーを優先すべきか判断に迷う

まずは、自社の支援活動が、
「記録されているか?」「見えているか?」「再現できているか?」
この3つの視点から振り返ってみてください。

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